自治体法務の備忘録

管理人のTwitterは、@keizu4080

老婆心

 後輩が規則改正の相談にきました。
 聞いてみると、国からの通知の内容に一部不明な点があり、対処に困っているとのこと。
私「自治体にあまり裁量の余地の無い部分だね。状況はどこでも同じだろうけど、○○市でも同様の規則があるから、方向性だけでも情報交換してみたら?」
 洋々亭さんのところのリンクからよその自治体規則をプリントアウトしてアドバイスしました。
 ところが、その後に「どうだった?」と聞いても首をひねっています。
後輩「電話したんですよ。そしたらね、『うちの市は国からの通知に直接従っているから規則はありません』って言われました。」
私「は?」
後輩「こっちは手元に規則もありますから、何かの勘違いかと思って『ええっ』って、問いかけるように聞いてみたんですけど、自信たっぷりに否定されました、俺の演技力が無かったんですかね
 いや、演技力うんぬんじゃないんじゃないかな
 とりあえず引き続き情報収集を進めるという言葉を残して彼が去った後に、誠にお節介ながら、その市の法規担当に電話をかける俺がいました。
私「突然ですいません。えーとですね、××規則って、改正の話し聞いていますか?」
○○市法規担当「…いや、聞いていません」
私「(嘆息)いやね、逆の立場だったらと思うと背筋が凍る思いがしまして、誠に老婆心ながら念のためご報告させていただきます」
 いやあ、怖い。怖いなあ。