自治体法務の備忘録

管理人のTwitterは、@keizu4080

消えた年金

 妻の年金記録が宙に浮いていましたorz
 実体験から申し上げますと、平成9年1月以前に旧姓で勤務経験がある女性の方は要注意です。
 私の妻の場合は、結婚のために退職した勤務内容が、私の前職の扶養の記録につながっていませんでした。
 ねんきん特別便が妻の実家あてに旧姓で届いたことから気が付いたものですが、当時の妻がアパート住まいなどで転居先が不明にでもなっていたら不着であったわけで、いささか背筋の寒い思いをしました。この手のものは、決して古い記録でなくても起こりうるものなのですねえ。
 さて、妻には上記の他にもう一つ職歴がありまして、その内容が上記の通知では確認できませんでした。こちらは社会保険庁に聞いても記録がありません。
 いささかならず焦ったのですが、大学病院の看護師であったことを当市の年金担当に相談すると、私学共済の所管では、とのこと。早速、私学共済あてに電話です。あのぉ、私学共済の内容がねんきん特別便で確認できないんですが…
「私学共済では、平成9年1月以前の住所を管理していませんので、ねんきん特別便は発送していません」
 聞いてねえよorz
 もう少し詳しく説明すると、基礎年金番号の付与のために社会保険庁に情報提供中とのことで、これからの対処になるそうです。私学共済のサイトには以下の説明がありました。

現時点では全ての方の住所を把握することができませんが、年金記録問題に関する政府の総合対策の「共済過去記録の基礎年金番号への統合」において実施される予定です。
http://www.shigakukyosai.jp/topics/topics_071219.html

 ああ、そうなんですか、と電話を切った後に、おや、と腕を組んで考えました。
 住所もない旧姓での記録を、現在の社会保険庁の記録にどうやってマッチングさせるのでしょうか。