自治体法務の備忘録

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re:difficultとimpossible

 tihoujitiさんがご掲載の記事から

 「difficult」とは「very hard to do , understand, or deal with」とあります。
 この中で用いられている「hard」ですが、これは「using or involving a lot of mental or physical effort」とあります。
(略)
 よく仕事で「そんなのムリ、ムリ、ムリ」とかいう人がいますが、根拠を聞いてみると「前例がない」とか「やったことがない」とか、「えー」って感じの理由だったりします。仕事を行っていく上では、せめて「多大な努力を要する」というような姿勢で臨んで欲しいもの。
(略)
 さて、「difficult」と似て非なる単語として「impossible」というものがありますが、この意味は
 「can not be done」
という身も蓋もない言葉。
http://d.hatena.ne.jp/tihoujiti/20100607/p2

 私が今の部署に異動してきたばかりのとき、課内の先輩が電話で他の内部管理部門の部署に向かって
「お前ができないっていうのは物理的に不可能なのか、それともお前にやる気がないのか!どっちだ!!」
と怒鳴っているのを聞いて、あぁこの部署が私につとまるかしら、と不安な気持ちに小さな胸を震わせました(一部誇張
 一方で、やはりこの4月に法規担当から異動になられたD-lizさんが

 幸い、法規担当なんてのを何年もやってると、役所の中で微妙に顔が広くなることもありまして、ここ2日ほど「いやー、D-lizさんには色々お世話になったからねー。これくらいは任せといて」みたいなお言葉を続けざまにいただいたので、なんかちょっと涙出そうになってます。ああ、俺って幸せなヤツだなぁ。
http://d.hatena.ne.jp/D-liz/20100602/1275497295

と書かれていますが、これは間違いなく、少なくない人のためにD-lizさんが「can be done」に「困難」を突破されてきたからでしょう。自らを振り返って、私が異動したときにこれだけ温かい待遇を受けることができるか、いやごほんごほん。
 冗談はさておき、前述の厳しい先輩に、その後、宴席の帰途の電車の中で言われました
「いいか、原課のために親身になれ。頼りにされろ」
 酔いが回って身も蓋もない質問をしてしまうのが、頭の悪い後輩です。
「でも、そうすると、際限なく仕事を増やしませんか?」
「それを突破するとき、お前の『限界』も広がるんだよ」
 ご自身でその見本を示される先輩の姿に「ぐぅ」としか唸れなかったのは言うまでもありません。
 などと思い出しながら、目の前に積み上がった「Mission:Impossible」の山を眺めて、「ふぅ」と溜息をついてみる、そんな今日この頃であったりします。