鉄人２８号

　昨年作成されたＴＶシリーズです。KidsStationで放映中のものをかかさず見て、本日、最終回でした。ああ、つらい議会の準備の時期の楽しみだったのに。
　で、本作ですが、終戦の影を引きずる昭和３０年代を舞台に活躍する鉄人という発想はとても楽しく、前半の様子でエピソードを重ねていくのかなとおもいきや、ラストにむけての怒濤の展開。満腹感がありました。そうか、黒部ダムはブラックオックスが作ったのか。知らなかった。
　同じ今川監督の「ジャイアントロボ」に比べれば豪華さは譲りますが、あちらが完成まで時間がかかったことにより方向性が定まりにくかったのに比べ、本作は勢いで押し切った感じですね。
　サントラマニアとして気になる音楽は、叙情派の千住明。もう少し豪華に鳴らせても良いような気がしましたが、切なげなメロディは本作のテーマによるものでしょう。