自治体法務の備忘録

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公務員になられたばかりの方への参考書

 古くからの知人に、「ブログ更新してくださいよ」とメールをいただきました(えー

 前回は、私の異動の内示について思わせぶりな「引き」で記述を終了しておりました。読者の皆様は、なんとなくご想像されているかもしれませんが、引き続き法規担当を続けております。

 さて、先日、新規採用職員の皆さんに「ゼロからスタート 地方自治」のお題で、2時間ほどお話をさせていただきました。

 講演に先立って、ご紹介させていただいた本がこちらです。

 

公務員1年目の教科書

公務員1年目の教科書

 

  公務員に期待される役割について、民間経験を踏まえて公務員になられた著者のご経歴を踏まえて説明されています。

 公務員にとって仕事ができるのは当然のこと。大事なのは「信頼」だ、という指摘には、ベテランになった(なってしまった)私も居住まいを正せられます。

 拙blogでのご紹介はこちら↓

kei-zu.hatenablog.com

 

自治体職員のための文書起案ハンドブック 増補改訂版

自治体職員のための文書起案ハンドブック 増補改訂版

 

  公務員にとって、文書起案は避けて通ることができません。一方で、公文書に期待される役割は、ますます大きくなってきています。

 本書は、起案に際して最低限必要な法律の知識(契約の相手方である「法人」の意味など)も含め、文書の必要性と事務のコツについてわかりやすく説明しています。

 なお、著者の澤先生(山陽学院大学)は、広島県庁にご勤務された経験があり、「『広島風お好み焼き』って、広島では禁句なんですか」とメールを差し上げたところ、「怒られるでしょうね」とお返事をいただいたことがあります(^o^;

 本書について、月間「自治実務セミナー」(第一法規)で、私が書かせていただいた書評はこちら↓

http://navi.e-reikiclub.jp/uploads/2013/06/1372121396786.pdf

 当日、私が説明させていただいた地方自治についても、何冊かご紹介させていただきましょう。

 

地方自治のしくみがわかる本 (岩波ジュニア新書)

地方自治のしくみがわかる本 (岩波ジュニア新書)

 

  岩波ジュニア新書は、高校生向けということで、読みやすくわかりやすい。本書だけでなく、良書が多いシリーズです。

 

  私が法規担当になったばかりで、右も左もわからない頃、今井先生(地方自治総合研究所)のご本には随分と助けられました。もうちょっと詳しいことが知りたいと思われたら、

 

地方自治講義 (ちくま新書 1238)

地方自治講義 (ちくま新書 1238)

 

 にも是非手を伸ばしてください。

 最後に、私の本もご紹介しておきましょう。

 

スッキリわかる!  地方自治法のきほん

スッキリわかる! 地方自治法のきほん

 

  地方自治法の中から重要項目数を70に厳選し、各項目を見開き2ページで解説しています。その冒頭には「ざっくり言うと」と題したポイントを掲載しており、お手元に辞書代わりとして置いていただけたら、実務のお役に立てるのではと思うところです。