自治体法務の備忘録

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条例案の記載ミスで審議が中断 宇治市議会

報酬に関する条例案の中で「第3条」の記述が2カ所あり、野党議員が「条例案の体をなしておらず、撤廃すべき」と指摘したため本会議は中断。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005022300145&genre=A2&area=K20

 ああ、法制執務担当者の悪夢。ご担当の心中、お察しします。
 一般論の話として、何でも70点のものは比較的簡単にできるのですよ。精度を上げていって95点まであげることは、それほど苦労でもない。ところが、最後の5点が、もう苦しいなんてものじゃない。100点が前提というものの、ねえ。
 でも、間違えるのが当然悪いものの、政治の道具に使って欲しくはないな。

一方、情報公開条例をめぐっては、市が請求者の対象を拡大するなどの改正案を提案したことに対し、この日の議会運営委員会で与野党議員が「公開の対象に議会も含まれ、制定時には議会と協議した経過もあるのに事前説明がなかった」と反発した。

 リクツでは、議案の内容について、審議によって議会の意思を明確にすれば良いわけですよね。記事がどの程度正確に議員の発言を表現しているかわかりませんが、この書きぶりだと、まるで「根回しが不十分でけしからん」と言っているように見えますな。