自治体法務の備忘録

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続・新旧対照表方式の改正

 先日、新旧対照表方式の改正について掲載しましたが(http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20050928#p1)、第一法規が出版している自治体法務NAVIの最新号(Vol.6)に「条例の改正方式−改め文は派?新旧対照表派?」として記事が掲載されていました。それぞれの代表として、東京都東村山市鳥取県のご担当が執筆されていらっしゃいます。
 改め文についてあまり見かけることがない弁護側の証人の発言として貴重です。

 なぜそうするのかという根本的なことが、新旧対照表による改正方法ではわからなくなってしまうからです。また、新旧対照表による改正方法では、その説明をするときに「すべてが次のように改まります」ということで処理されることになり、法律を扱うというより単なる文章を扱うという認識に変化することに危機感を抱きます。自治体独自のやり方といっても、まだまだ例規を取り巻く周辺からしっかりとした地固めが必要なのではないでしょうか。
※「法令の一部改正方式としての改め文改め文の思考形態と表現方法のアレンジ〜」東村山市政室長 中川純宏