自治体法務の備忘録

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流しの法務担当

 「文書課」として多くの自治体で見られるように、当市においても郵便事務を法務担当が所管しています。
 郵便局から届いた郵便物のうち、書留郵便物は、私達が郵便局に倣って担当課に手渡しして回っており、その順番は、普段、カマボコのように板(机)に張り付いている職務にとって、ちょっとした息抜きです。
 とはいえ、各担当課で職員があーでもないこーでもないと議論しているところに、「郵便でーす」とやってくる法務担当は、飛んで火にいる夏の虫にほかならないようで、取り囲まれた上で詰問の憂き目に遭うことがあります。
 こちらとしては、気持ちの準備が有るわけでないので戸惑わざるを得ず、検討済みの事項であればまだしも、頼るべき資料が自分の執務室にあるとあっては、眼を白黒させながら当座をしのぎ、不安な内容は追って連絡の旨を言い残して、ほうほうの体で退散することになります。
 また、「おう、ちょうど相談しに行こうと思ってたんだ」と渡された改正例規の原案を、渡し終えた郵便物に代えて両手に抱えて席に戻ることもよくあります。
 こう書くと、なんだか仕事を拾って回っているようにも見えるかもしれませんが、挨拶を含めた日々の交流が互いの信頼関係の構築のためにどれだけ役に立っているか知れません。