自治体法務の備忘録

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杉山富昭さんのご著書

 上記に引用した書籍を拙blogでご紹介させていただいた記事を、一部の引用とともにご案内させていただきます。

【交渉する自治体職員】
 従来からの、いわゆる「通達行政」に縛られた基礎自治体が、独自に法令解釈権を実施するに当たって「よりどころ」となるべきは、法令の解説書ではなく、まずは「健全な常識感覚」であると、私は考えます。
 恥ずかしながら、私自身の実務において、書籍を読んで生意気なことをぶっても、「でも、住民においては、こうあるべきだろ」という上司の説得力のある言葉に、我が身の不勉強さを感じ入ることがあります。
 それは、現場の第一線でご活躍された方が市民との対話との中で培った「健全な常識感覚」であって、それが本書でいうところ「交渉」で達成されるべきものなのでありましょう。
http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20050124/p1

政策法務事典】
 既にいくつかのblogでは書評が掲載されていますが(高いけど、という感想も含めてw)、本当に良い本です。
 執筆者には自治体職員の方々も多く、現場で実践されうる最先端の政策法務論に、読んでいて手に汗握ります。
http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20080921/p1

保育所民営化が住民の大反対にあったとき (自治体職員のための政策法務入門 3 福祉課の巻)】
 「福祉課の巻」では、生活保護のような法定受託事務から要綱に基づく給付行政まで、福祉の幅広い分野を取りまとめた著者のご手腕は見事で、特に交渉の局面で発揮されるべき「対話」に関する記述は、「交渉する自治体職員」を書かれた杉山富昭氏の真骨頂でしょう。
http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20081118/p1