人前で話すコツ
後輩(女性)が「私、人前で話すのは苦手なんですぅ」と申しております。
私「なんでよ」
後輩(女性)「話そうとするとあがっちゃってぇ。kei-zuさんはどうですかぁ」
私「そりゃ、あがるよ。だけどね、気を付けて見てごらん。講演とかはどんな人だって、最初はエンジンがかからないものなんだ」
後輩(女性)「そうなんですかぁ」
私「見てると、あ、エンジンかかった!って瞬間がある。飛行機の離陸みたいにね」
後輩(女性)「ふーん」
私「エンジンがかからない間は、話す人間も聴く人間との距離感をつかみかねているんだよ。距離感は聴衆の人数や客層によって異なる。お話しが上手な人は、エンジンがかからない時間があることを前提として、それをどうしのぐかを技術として習得しているんだ」
後輩(女性)「技術っていうとぉ?」
私「聴衆との『関わり』と構築して距離感を縮める、そんな切り出し方をする人は多いね。『私、この地方は初めてなんですが、母方の祖父の出身地で…』なんて話し出すのは、聴衆の気を引くのもあるけど、距離感をつかんで自分のエンジンをかける工夫をしてるわけ」
後輩(女性)「どうやれば身につきますかぁ」
私「まぁ『慣れ』なんだけどね。だけど、そのポイントに気がついて人のお話を聞くようになると習得は早いと思うよ」
とはいえ、私自身が聴衆の皆さんに満足いただけるようなお話ができているかは別問題(汗