公務員の文書・資料のつくり方
さて、学陽書房からの新刊で同様の説明がありました。
- 作者: 秋田将人
- 出版社/メーカー: 学陽書房
- 発売日: 2014/10/18
- メディア: 単行本
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どのような資料であっても、読み手が知りたいのは「何がどうなるのか」あるいは「何を伝えたいのか」という結論であり、全体像です。そこで、資料では冒頭に、結論や概要を書くことが重要です。
(32ページ)
単に「文書・資料」の参考書に「公務員の」を冠しただけでなく、「1住民、2職員、3首長、4議員」の4つの視点が公務員が作成する文章には必要との説明もあり、よい本です。
類似書には良くある形式とはいえ、書き換え前後の「ビフォー・アフター」の例示も適切で分かりやすいものとなってます。
●短い文章で書くコツ(抜粋)
○主語+述語のみにする
【修正前】
本年第1回定例会の所信表明の中で、市長は「待機児童解消が本市の最優先課題である」と表明した。
【修正後】
市長は「待機児童解消が最優先課題」と表明した。○記号を使う
【修正前】
本年4月の待機児童数は125人となり、昨年同時期の85人から40人の増となった。
【修正後】
待機児童数 … 24.4.1:85人 → 25.4.1:125人(40人増)(49ページ)
ああ、あの後輩も、この本を読んでくれたらなあ。