自治体法務の備忘録

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矢祭町議「日当制」導入1年

 日当制の条例を提案した菊池清文議員は、「活動自体が特に変わったわけではないが、報酬が低い分、ボランティアに近い意識が生まれ、積極的に町に物申すようになったのかもしれない」と、意識が変わってきたと語る。
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 昨年の町議選で初当選したある議員は、本業の仕事時間中に地元住民の意見を聞いたり、地元の会合に出席したりする場合、本業の仕事に代わりの人を雇っている。「この費用がばかにならない。実際に議員になってみてわかったが、日当の報酬だけでは十分な活動はできない」と話す。
 また、別のベテラン町議は、「一定の報酬がなければ、子育てをしている働き盛りの世代が議員になれない。確かに全国から注目されたが、実際に日当制を導入した議会はまだ矢祭以外にはない」と指摘する。

 地方議会議員の報酬について、国会議員と同じく「歳費」とする要望に対し、先般の自治法の改正で制定されたのは、これに代えて「議員報酬」であったのは、矢祭町における日当の取扱いの先例があったものとされていますが、その評価は未だ定まらないようです。