自治体法務の備忘録

管理人のTwitterは、@keizu4080

財政のしくみがわかる本

 「地方財務」誌(ぎょうせい)12年5月号の特集「財政課の仕事 その心得とおすすめ図書」については、先日紹介させていたきましたが(http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20120524/p1)、その中で有田正法氏(北海道旭川市財政課)がご紹介のうち、

財政のしくみがわかる本 (岩波ジュニア新書)

財政のしくみがわかる本 (岩波ジュニア新書)

がわかりやく、とても勉強になりました。
 財政の意味や、問題点などわかりやすく解説され、国と比較した場合の自治体の財政のあり方について理解を深めることができます。
 同書について、読書魔(失礼!)id:hachiro86さんは、

「財政とは何か」という基本中の基本から説き起こし、経済と財政、予算や租税の仕組みをホントーに分かりやすく解説している。枝派の部分は思い切ってカットして、幹の部分をしっかりと示しているため、大部の参考書よりもかえって本質部分が良く見える。そして、そこで示された本質論が、そのまま近年の日本(特に小泉改革)の財政論議に対する厳しい批判になっており、なかなか読ませるものがある。
http://d.hatena.ne.jp/hachiro86/20100623/p1

と、ご紹介されています。
 著者の神野先生によるご講演は、かながわ政策法務研究会の合宿でこの1月に拝聴したばかりであり(http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20120107/p1)、その内容と併せて理解が及ぶ部分も少なくなかったです。
 なお、hachiro86さんはamazonのリストでも同書を紹介されており、同リスト上では「ジュニアに読ませておくにはもったいない。」とコメントされています。
【財務10冊】自治体職員のためのオススメ100冊http://www.amazon.co.jp/%E3%80%90%E8%B2%A1%E5%8B%9910%E5%86%8A%E3%80%91%E8%87%AA%E6%B2%BB%E4%BD%93%E8%81%B7%E5%93%A1%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%83%A1100%E5%86%8A/lm/R2JF7BCULKHVKO/ref=cm_lm_byauthor_title_full