自治体法務の備忘録

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修正案

 どこの自治体も年度末議会でおおわらわでいらっしゃることと察せられるところ、昨今は地方分権の推進から、議案として上程される条例案の数も増え、また、その実質議論が議会において充実するとともに、議員による条例案修正の提案がなされる事例も増加していると思われます。
 修正案に関する解説って、意外と少ないのですが、ご参考まで、以下のものを挙げておきましょう。

新版 起案例文集

新版 起案例文集

の515ページに、動議の様式と併せて、ちらっと例が掲載されています。
 法制執務的な手法については、「ルーズリーフ 条例・規則の起案マニュアル(加除式図書)」(http://www.gyosei.co.jp/)第2巻の528ページにいくつか事例が掲載されています。
 絶版済み書籍(単行本)ですが「立法技術入門講座3 法令の改め方」河野久・著(ぎょうせい)では1つの章を設け、88ページに渡って解説があります。
 なお、衆議院における事例の検索はこちらです→http://www.shugiin.go.jp/itdb_search.nsf/ITfoSearch2?OpenForm&Seq=1
 以下余談ですが、上記の「立法技術入門講座」って、良い本なのですが復刊されないですかね。先頃、
立法学―序論・立法過程論

立法学―序論・立法過程論

という本が随分と売れたようですが、本シリーズの第1巻は、まさしく「立法技術入門講座1 立法の過程」(浅野一郎・著)で、同書に先駆けるものです。参考までに、同シリーズには他に「立法技術入門講座2 法令の仕組みと改め方」「4 法令の用語」(ともに田島信威・著)があります。