自治体法務の備忘録

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「メードカフェ」に反発 和歌山、県施設で営業準備

 tihoujitiさん経由(http://d.hatena.ne.jp/tihoujiti/20070819#p1)で

 和歌山県初の「メードカフェ」が県所有の施設でオープンの準備を進めていることが18日、分かった。東京・秋葉原などで人気の黒いスカートにエプロン姿の女性従業員が客を迎えるスタイル。営業中の喫茶店が毎月1回だけ“変身”する形だが、県は「利用者が限られる営業は許されない」と反発している。
http://www.toonippo.co.jp/news_kyo/news/20070818010004211.asp

 堅いこといいなさんなよ、と真っ先に思った私は法制失格ですかそうですか。「利用者が限られる」との県の言い分ですが、別に年齢制限を設けるわけでもないのに、ねえ。
 冗談はさておき、まあ、改正後自治法に基づき施設の余裕部分を貸借するのであればともかく、目的外使用の許可に基づく現状で特定の客層に比重をおいた営業は望ましくない、といったところでしょうか。
私「でもさ、地方都市においては潜在的になっているメイド喫茶の需要に応える意義はあるんじゃないの?」
後輩「いや、その営利性が強いものであれば、なにも公の施設で行わなくても良いわけで、市中の喫茶店で試みられれば需要に応えられるわけでしょう」
 まあね。でも、施設における民間活力の導入もいろいろな面で検討されている折り、うまく妥協点を見つけて欲しいですな。