自治体法務の備忘録

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いちばん最初のクリスマス

 さて、聖書にはクリスマスの由来についての挿話が二つありますが、そのうちの「ルカによる福音書」では、馬屋で生まれたイエスを最初に訪れたのは、天使から知らせを受けた羊飼い達であったといいます。
 豪華なお祝いを与えうる王侯貴族ではなく、まず、日々の肉体労働者である彼らにこそ救い主の誕生が知らされたという思想・信仰が、キリスト教においてはなかなか興味深いところです。
 作家の遠藤周作の親しい友人でもあった井上洋治神父のご著書に、「クリスチャンでなくても天国に行けますか?」との問いに対して「主は恵み深きお方ですから、その祝福はキリスト教信者であるかに否かに問われません」という旨が回答されているくだりがありました。
 カトリックの司祭って随分と思い切ったことを言うのだな、といささかならず思ったのですけれど、上記のクリスマスの挿話に見られるような、対象が限定されない幅広い「祝福」が、そのご念頭にあったのでしょうか。
 クリスチャンでもないのにクリスマスだけ騒いで、なんて批判的な物言いもされますが、一年のうちの特定の日に、大事な人と一緒にいたい、仕事や病気などで一緒にいることがかなわなくてもその人を大事に思う気持ちを大切にしたい、あるいは、直接関わり合いがなくても苦しんでる人たちに自分の気持ちを向けたい、と思うことに、嫌な顔をする神さまは、他の宗派にもそんなにいないのではないかな。特に、現在の困難な世相にあっては。
 皆さまに良いクリスマスが訪れますように。