自治体法務の備忘録

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Re:通訳

 昨日掲載した記事(http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20120307/p2)について、早速半鐘さんにトラックバックいただきました。感謝。

法律相談(担当課が顧問弁護士へ相談)に関する、私なりの留意点としては、

  1. 通訳
  2. 問いを立てる

が挙げられます。
(中略)
で、ですね、これができるのは、担当者側のことも弁護士側のこともわかる、法制担当ならではだと思うんです。
http://hanshoblog.blog50.fc2.com/blog-entry-573.html

 誠にご指摘のとおりです。
 実際、相談を受けてみると「『何がわからないか』がわからない」状況であることが少なくありません。
 相談される中で次第に解きほぐされるのは、以下のものがあります。

  • 法律的な事項とそうでないこと
  • 解決できる手段があるのか、それともその手段がないのか
  • 政策的に解決をするのか、それともしないのか(財源的な問題や首長の政治姿勢を含め)

 相談される立場としてアドバイスに詰まるとすれば

  • アドバイスするだけの知識がないのか、それとも上記の整理ができていないのか

の峻別ができなければいけません。
 逆に言えば、知識がないこと自体はそんなに大事じゃないんです。課題が明らかになれば後は調べたり、弁護士に聞けば良いわけですから。
 先般、森幸二さん(北九州市)と食事をご一緒した際、法律相談にについて話題が及んだ際に、
話しを聞いているうちに解決する相談って、あるやん
と言われて頷いたことがありましたっけ。
 以上いくらかでもご参考になれば幸いです。