体罰教師の名、公開？非公開？ 最高裁判断に教委困惑

　学校での体罰に関する書類について、教師や学校の名前などを非公開とした兵庫県教委の決定は不当だとして、神戸大大学院法学研究科の馬場健一教授が決定の取り消しを求めた訴訟で、最高裁の第一小法廷（泉徳治裁判長）が１１月２２日、県教委の上告を棄却し、非公開決定を取り消した大阪高裁判決が確定した。ところが、同じ小法廷が同日、同様の別の訴訟について馬場教授の上告を棄却し、非公開を認めた同高裁判決が確定していたことがわかった。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200712040198.html

　同じ日の類似の事例に違う内容の決定が下された訳で、これはおもしろい。
　もちろん事例が違いますから一概に比較はできないわけですが、それぞれの判決内容の射程距離について比較の上で検討がされるべきでしょう。

　県教委幹部は「なぜこういう判断になったか裁判長に聞いてみたい」と困惑。

　当事者としては、そうだよねえ。