第5回 自治体職員有志の会シンポジウム in 川崎
会場の熱気は、気温に負けないくらいアツかったです。
■プログラム(抜粋)
基調講演 片山善博氏 慶應義塾大学大学院法学研究科教授/前鳥取県知事 『地方分権のミッションと自治体の変革』
特別講演 武村正義氏 元大蔵大臣/官房長官/滋賀県知事/八日市市長 『自治体職員よ、自治の気概を持て!』
パネルディスカッション『そろそろ本気でやろう!自治体の自立を進める地方分権』自治体の現場から考える実現可能な権限移譲と自治体職員のキャリアデザイン
コーディネーター:坂口正治氏(JMAC構造改革セクター・東北統括マネジャー)
コメンテーター:山路栄一氏(自治体職員有志の会共同発起人・三重県職員)
パネリスト:齋藤弘氏(山形県知事)、清原慶子氏(三鷹市長)、大下勝巳氏(前川崎市宮前区長)
中西大輔氏(滋賀県職員)、上田淳子氏(兵庫県播磨町職員)
http://plaza.rakuten.co.jp/careerdesign/
以前からお聞きしたいと思っていました片山教授のお話が非常に興味深く、私自身のつたない技術での要約は差し控えさせていただきますが、まだ記憶に新しいガソリンの暫定税をめぐる自治体の対応についてのご所感やユーモアを交えてお話しされる知事経験など、引き込まれるとともに非常に勇気づけられる内容でした。
その他のプログラムでも非常に勉強させていただき、お話の中での「公務員は、自分の自治体の職務を越えて世に貢献しなければならない」との言葉には、猪瀬直樹東京都副知事が、都から夕張市に派遣した職員の奮闘について書かれた
東京都の職員は首都公務員である。首都公務員というのは、東京都のために100%働くが、本当の合格点は120点でなければならない。100点は東京都のために働き、残りの20点は国のため、全国の地域のために働く。それが首都公務員の意義であり、誇りとなる。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/inose/080723_50th/index4.html
という文章を思い出しました。
自らの職務を「首都公務員」に比すのも気が引けないではないですが、105点、いや102点でも、全国の地域のために合格点を目指すことが、これからの公務員の矜持でしょう。
いや、我が身が自分の自治体で100点取っているかと問われれば、心許ないのは事実なんですが。
さて、その後の懇親会では、kinkinさんを含め、今までウェブ上でしか交流がなかった方々とご挨拶ができて感激。また、全国から、自治体の各分野でご活躍される職員の皆さまとの交流も、非常に刺激的でした。
であれば、時代の要請としての「自治体が変わる。法務が変わる。」局面であるところ、自らの職務を顧みて「自治体が変わる。法務が変える。」の気概を新たにした一日でありました。
最後になりましたが、スタッフの皆さま、急な申し込みに参加をご容赦いただき、ありがとうございます。また、誠にお疲れさまでした(^^