自治体法務の備忘録

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図書館戦争

図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)

図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)

 図書館に関する書籍について、hachiro86がここしばらく集中的に取り上げられていますが、図書館を巡るフィクションとして「図書館戦争」が取り上げられていました。

アクションあり、ラブコメあり、しかも主人公の成長小説でもあり、会話のトーンはラノベであり、しかもそこに「検閲」と「表現の自由」というヘビー級のテーマを織り込むという、なんというか信じられないくらいの「てんこ盛り」小説なのだが、そのすべてがみごとにひとつの物語に溶けあっている。
http://d.hatena.ne.jp/hachiro86/20140313#p1

 誠に。ベストセラーになったのも頷けます。
 ちょっと思い出すだけでも、TVアニメ化、その発展の劇場アニメ化、実写映画化、コミック化も複数されているはず。私は原作しか読んでいないのですが、我が家で娘が見て(読んで)いるのを傍から見ていると、稲嶺司令に「君はいったい何度捕まっているのか」と問いただしたくなります(各ドラマで1回ずつです
 冗談はさておき、hachiro86さんが指摘されるように、物語構造の深さが多様な関連作品を生み出すのでしょう。少女漫画は恋愛成分が多めの一方で、実写映画はミリタリー色が強いようです。
 私が読み終わった原作は、人事管理部門にある、貸出可能な研修用書籍が並ぶ本棚に寄贈しました。現在では何人もの手を経て、だいぶ貫禄がついています。
「公務員である自分としては、敵役のように描かれる『行政派』の立場もわかっちゃうんですよねぇ」
とは、読後の後輩の弁。こらこら。あ、図書館職員じゃないですよ。
 さぁて、hachiro86さんは誰に肩入れされるのでしょうか?*1

*1:私はほら、強い女性に弱いからw