自治体法務の備忘録

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2011-01-01から1年間の記事一覧

続・研修講師

新規採用職員向け研修の講師をさせていただいた旨の先日の記事(http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20111004/p1)についてtihoujitiさんにトラックバックいただきました。 あー、すまん。今、それで頭いっぱいなんでブレーキがきかないんだよ(´ヘ`; あー、分かり…

「グローカル」の意味

自治関係の雑誌名にも使われている「グローカル」の語について、著名な経済学者である浜矩子教授(同志社大学)が近著で気になる記述をされていました。 世に「グローカル」という言葉がある。「グローバル」と「ローカル」という用語をくっつけた造語である…

研修講師

新規採用職員の本採用時研修に講師としてお手伝いさせていただきました。 事務職ばかりでなく専門職の人たちもいるので、自治法の基礎をわかりやすく説明するとともに、当市の組織構成に関する概略をお話ししました。競争率の高い採用試験を突破した人ばかり…

C.S.A〜南北戦争で南軍が勝っていたら?〜

残業で帰宅後、たまたまつけたTOKYO-MXの「松嶋×町山 未公開映画を見るTV」で放送が始まったばかり。グッドタイミング。 内容は、その題名のとおり。公式サイトには以下の説明があります。 もし、アメリカの南北戦争で南部が勝利していたらその後のアメリカ…

第1次一括法の法令執務支援情報

クレステック社さんが同社の「法制執務室」サイトで掲載されていました。感謝です。 【地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(平成23年法律第37号)(地域主権改革第1次一括法)<暫定版> 】http://crs-hos…

広域的な連携を活用した地域づくり

このたびの分権推進改革について、北海道では小規模自治体による広域的取り組みに関する研究が進んでいます。既にウェブには報告書がアップされています。 人口1万人未満の小規模市町村が約2/3を占める北海道においては、多くの市町村が、こうした地域主権…

行政対象暴力に関するアンケート

警察庁のサイトにアップされていました。 【平成23年度 行政対象暴力に関するアンケート( 自治体対象)( 調査結果概要)】http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/bouryokudan/boutai16/20110920gyousei.pdf 暴力団対処のための公営住宅条例の制定やその運用…

Re:余計なお世話〜情報公開法と情報公開条例の関係

「法学セミナー」最新号(11年10月号)に掲載の拙稿について、hoti-akさんにご意見いただきました。感謝。 【余計なお世話〜情報公開法と情報公開条例の関係】http://d.hatena.ne.jp/hoti-ak/20110923 拙稿では、自治体における情報公開訴訟における「インカ…

また講師?

娘「クラスの○○ちゃん、将来はガイコーカンになりたいんだって」 私「え?、ああ『外交官』ね。すごいな、じゃあ、英語とか勉強しなきゃ駄目だな」 娘「うん、ホーリツも勉強しなきゃ駄目なんだって」 私「そりゃそうだ」 娘「うちのお父さんに教わるといい…

事務処理特例条例と権限移譲

exaさんがご掲載の記事から 匿励条例は首長の権限を移譲するものなので、条例制定権は議決案件だから不可ですとお答えすると、法令所管の省に聞いて、そこから総務省に確認した結果、解釈で不可能ではないとの返答があったという、にわかには信じられない返…

大臣の任期は1年?

もはや旧聞に属してしまいますが、片山前総務省が、ご自身の任期が1年であることも見越した上で、優先順位をつけて事案に対処された旨を最後の会見で話されていました。 大臣の場合には、最近の歴史を、現代日本政治史を見てみるとですね、そんなに長くない…

哲学が哲学でなくなるとき

標題は、上記書籍の終章に付された小見出しです。 同書には、古代ギリシャの喜劇作家アリストパネスの喜劇「雲」から、無法な行為をする登場人物の台詞として、以下の引用があります。 気のきいた新しい風潮に親しんで、現在の法律や習慣を軽蔑することがで…

逆説の政治哲学

逆説の政治哲学 (ベスト新書)作者: 岩田温出版社/メーカー: ベストセラーズ発売日: 2011/07/09メディア: 新書購入: 1人 クリック: 34回この商品を含むブログ (12件) を見る 「正義が人を殺すとき」といささか物騒な副題が付いている本書、佐藤優氏(元外務省…

「異質なものの共存」と「多様な意見の集約」

政治学を専攻される研究者の方と某宴席で再会しました。 自治体学会の懇親会で、恥ずかしながら「『政治』って何なんですかね?」の難題をふっかけたことのある先生です。 そのときのやり取りは拙blogに掲載させていただいたことがあります。 私「議会内閣制…

藤城清治 光と影展

銀座の教文館書店で開催された「藤城清治 光と影展」に家族で行って来ました。公式サイトは以下のとおりです。 【「藤城清治 光と影展」のお知らせ】http://www.kyobunkwan.co.jp/blog/archives/1413 秋の訪れとともに開催される同展覧会を訪れるのは、我が…

もののけ草紙

もののけ草紙 壱 (ぶんか社コミックス)作者: 高橋葉介出版社/メーカー: ぶんか社発売日: 2008/09/20メディア: コミック購入: 5人 クリック: 21回この商品を含むブログ (20件) を見る 既刊の1巻から4巻まで、居間に置いておいたら中学生の娘が夢中になって…

運動会

午前中から小学校を訪れると、秋の高い空の下、すでに運動会は始まっていました。連日の残業で身体はふらふら。 うーん、我が子はどこだぁ。 あー、みんな頑張れぇ。赤も白も頑張れぇ。

「法学セミナー」11年10月号

ご案内がいささか遅くなってしまいましたが、元衆議院法制局職員の吉田利宏さんと交互に連載させていただいている「法学セミナー」誌の最新号が刊行されています。法学セミナー 2011年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2011/09/12メディア:…

新潟県における権限移譲の取扱い

全国の自治体で、第1次・第2次一括法のご対処に追われていることと思いますが、ご承知のとおり、第2次一括法で大きな割合を占めるのが基礎自治体への権限の移譲です。 新潟県では、移譲事務の内容について、ウェブにアップがされていることを教えていただ…

うちの風呂には河童がいるらしい

まさかの成立だった第2次一括法の対処に追われています。膨大な書類に埋もれながら、関係部署の調整に大わらわ。 深夜に帰宅し、ぬるくなった残り湯で汗を流します。眠くても、床につく前はさっぱりしたいよね。 読みかけの本を持ち、風呂の蓋を机代わりに…

「法学検定」出願受付開始

9月5日(月)から、法学検定試験4級・3級・2級の受付が開始されました。 出願受付期間 9月5日(月)〜10月17日(月) 願書提出締切 10月18日(火)消印有効 受験料(税込み)4級: 4,200 円 3級: 6,300 円 2級:12,600 円 http://www.jlf…

政策法務ニュースレター

千葉県政策法務課がウェブ上にも掲載されている政策法務ニュースレターが更新されていました。 【本号の内容】 政策法務を学ぶためには・・・ 法律相談制度について 理由の提示は丁寧に!! 〜一級建築士免許取消処分等取消請求事件〜 http://www.pref.chiba.l…

プロイセン・ドイツの人材活用法

上記会合終了後の親睦会で、おもしろいお話を伺いました。 「プロイセン・ドイツの人材活用法って知ってる?」 いや、知りません。 「人間をね、能力・やる気の二つの指標で分類するんだ。」 それぞれに、あり・なしで4種類に分類するわけですね。 「そう、…

八丁堀の牛丼屋

某会合のために、日曜日の八丁堀に出かけてみれば、オフィス街の食堂はあらかたお休み。 会合前にとろうと思った昼食のあてがはずれたのですが、ようやく牛丼屋を見つけました。 カウンターで280円の牛丼をかき込んでいると、ホテルの制服をびしっとキメ…

第2次一括法成立の公布

先ごろ成立した「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」が、本日、公布されました。 http://kanpou.npb.go.jp/20110830/20110830t00042/20110830t000420009f.html 法律番号は105号です。 なお、第1次…

文章の構成と後輩の教育

Gさんがご掲載の記事から 知「もっとも、Gさんも、『ごめんなさい』だけで『これからはしません』って言わないことがよくありますよね。謝罪も反省もしてないんでしょ」 やはり、「教育」は間違えてなかった。(この書き方、kei-zuさま風。 http://d.haten…

市が保護者から徴収、給食費が一般会計繰り入れへ/海老名

海老名市は29日開会の9月市議会に「市学校給食費に関する条例」案を提案する。私会計だった学校給食費を市の一般会計に繰り入れることで、透明化などを図る。可決されれば、県内では横浜市に次いで2例目となる。施行は来年度から。 http://news.kanaloco.j…

第2次一括法成立

逢坂誠二議員がblogでご掲載の記事から 昨日、地域主権改革2次一括法が成立しました。 会期末ギリギリの難産でしたが、何とか滑り込むことができ、心から嬉しく思っています。 http://www.ohsaka.jp/blog/article-790.html tihoujitiさんも一足早く記事にさ…