自治体法務の備忘録

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判決

判例まんが本

私が「【自治体法務】初学者のお役立ち本」としてamazonでご案内しているリスト(http://www.amazon.co.jp/%E3%80%90%E8%87%AA%E6%B2%BB%E4%BD%93%E6%B3%95%E5%8B%99%E3%80%91%E5%88%9D%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%81%AE%E3%81%8A%E5%BD%B9%E7%AB%8B%E3%81%A1%E6%…

産廃処分場建設、県の許可取り消し…千葉地裁、全国初

reinigenさんがご掲載のの記事(http://reinigen.blog54.fc2.com/blog-entry-232.html)経由で 千葉県銚子市と旭市、東庄町にまたがる山林に建設中の産業廃棄物最終処分場(埋め立て容量74万3000立方メートル)について、周辺住民6人が「建設業者に処…

楳図かずお邸問題、東京地裁で審尋…屋根に“鼻水模様”の円柱

「景観無視の奇っ怪建造物」として建築工事差し止めを求める住民側に対し、楳図さん側は「景観利益を個人が権利として行使することは認められていない。だから自分の希望するものを建てたい」との答弁書を提出したという。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?…

飲酒運転と懲戒

【松本市職員、飲酒運転で懲戒免職 処分厳罰化後で初、市長謝罪】 松本市は七日、飲酒運転をしたとして環境清掃課の男性主任(32)を懲戒免職処分とした。同市が今年一月十五日に「飲酒運転をした職員は原則懲戒免職にする」と処分指針を厳罰化してから初…

行政訴訟判例解説書2題

ともにいささか旧聞となってしまいましたが、行政訴訟に関する新刊です。弁護士関哲夫 行政事件全仕事―理論と現実作者: 関哲夫出版社/メーカー: ぎょうせい発売日: 2007/07/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る判例解説自治…

「印象、評価」開示せよ 生活保護記録で原告勝訴

大田区は「生活状況などへの印象、評価を記載した部分を開示することになれば、原告の反発を恐れて率直に記録しなくなる」と主張したが、定塚誠裁判長は「記録は生活実態に関する客観的、具体的事実が中心。担当者の専門的な知見に基づく評価が記載されてお…

市有地に神社、再び違憲 札幌高裁が控訴棄却

北海道砂川市の市有地を神社に無償で使用させているのは憲法の政教分離原則に反するとして、市民2人が「砂川市長が所有者の町内会に撤去を請求しないのは違法」との確認を求めた住民訴訟の控訴審判決で、札幌高裁(伊藤紘基裁判長)は26日、違法を確認し…

登録業者への監督責任

branchさん経由で(http://www.seri.sakura.ne.jp/~branch/diary0706.shtml#0606) 【大阪地裁、国に6億円の支払い命じる 大和都市管財事件】http://www.asahi.com/national/update/0606/TKY200706060053.html 【大和都市管財訴訟:大阪地裁判決…金融庁に戸…

出生届なしでも住民票作れ/世田谷区に東京地裁

「非嫡出子」(婚外子)との記入を拒否したため、二女(2)の出生届が受理されなかった東京都世田谷区に住む事実婚の夫婦らが、住民票への記載などを区に求めた訴訟の判決で、東京地裁は31日、住民票を作成するよう命じた。 http://www.shikoku-np.co.jp/…

古紙回収で2人にまた無罪

なんて言ってたら、また無罪判決ですか。tihoujitiさん経由で(http://d.hatena.ne.jp/tihoujiti/20070507#p1) 同条例違反罪では、これまでに計13人が起訴されたが、このうち無罪を主張した12人については、無罪判決7人、有罪判決5人と判断が分かれる形とな…

政務調査費視察違法判決

仙台市議に係る不当利得返還請求訴訟の判決文(4月27日仙台地裁)が市民オンブズマン事務局のblogに掲載されています。 http://ombuds.exblog.jp/d2007-05-02

職員の「殺したろか」発言慰謝料請求事件

以前にご紹介した(http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20051227/p4)、窓口において職員が「おばはん、殺したろか」と発言したことに対する慰謝料請求事件について、(平成17年10月27日)について、「判例地方自治」No.287/18年索引・解説号(ぎょうせい…

条例制定の処分性

横浜市の保育園に関する地裁判決を巡って、表記の件について以前にご紹介した(http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20061116/p1)枚方市の判決(平成17年10月27日)について、「判例地方自治」No.287/18年索引・解説号(ぎょうせい)に村田哲夫教授(大阪…

資源ゴミ持ち去り無罪

tihoujitiさん経由で 【古新聞持ち去り、今度は有罪=「集積場と認識し犯行」−東京簡裁】 東京都世田谷区のごみ集積所から古新聞を勝手に持ち去ったとして、同区清掃・リサイクル条例違反の罪に問われた古紙回収業者3人に対し、東京簡裁の桜井広美裁判官は…

古新聞持ち去り無罪−「規定あいまいで違憲」

松本弘裁判官は「区条例はごみ集積場の指定などに関する規定があいまいで、適正な刑事手続きを定めた憲法31条に違反している。区条例に従って処罰はできない」と判決理由を述べた。 http://www.hokkoku.co.jp/newspack/shuyo2007032601000309.html 世田谷…

女性の臀部撮影に無罪 「服の上から、違反でない」 旭川簡裁

判決は「道条例では、衣服等で覆われている内側の身体や下着を撮影することを禁じており、服の上からの撮影に関する規定はない」と弁護側の主張をほぼ認めた。卑わいな言葉を発したことは認定しなかった。 旭川地検の松本剛和次席検事は「予想外の判決。事実…

市に9200万円支払い命令 銚子市未払い調整手当訴訟判決

専決処分は、首長が議会を招集する時間的余裕がないときに、議会の議決・決定事項を自ら処理できる権限。市側は「議会を招集していては、財源措置を取るのが困難になる状況だった」などと主張していたが、堀内裁判長は「(専決は)議会の議決を免れるために…

ラブホテル建設規制は適法 愛知・東郷町の勝訴確定

愛知県東郷町にラブホテルを建設した業者が、町条例に基づく工事中止命令は風営法を上回る規制で違法だとして町長に命令の無効確認を求めた訴訟で、最高裁第一小法廷(横尾和子裁判長)は、業者の上告を棄却する決定をした。決定は1日付。町の勝訴が確定し…

委員会傍聴不許可は合憲 フリージャーナリスト敗訴

記者クラブ所属でないことを理由に、大阪市議会の委員会が傍聴を不許可としたのは違憲として、フリージャーナリスト今井一さん(52)=大阪市生野区=が市に慰謝料など百二十万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は十六日、請求を棄却した。 西川知一…

「山口市の建築概要書写し非開示は適法」大量申請の会社側敗訴…地裁判決

山口市の情報公開条例を利用して建築計画概要書の写しを大量に申請した松山市の地図製作会社「松山合同事務所」が、市の非開示決定は違法として取り消しを求めた訴訟の判決が8日、山口地裁で言い渡された。 (中略) 訴状などによると、同社は市条例に基づ…

児童養護施設の職員に係る国家賠償法の適用

田中孝男先生がご掲載の記事から 【最高裁平成19年1月25日第一小法廷判決】 都道府県による児童福祉法27条1項3号の措置に基づき社会福祉法人の設置運営する児童養護施設に入所した児童を養育監護する施設の職員等は,都道府県の公権力の行使に当たる公務…

非常勤職員の任用更新

いささか旧聞に属しますが、「判例時報」平成18年12月1日号(No.1944)に、地方公務員の非常勤職員の再任用の拒否について、 再任用の地位を認めない一方で、 再任用の期待権について損害賠償を認めた 事例(平成18年6月8日東京地裁)が紹介されて…

判例地方自治最新号(平成19年1月号)

拙blogで以前にご紹介しました(http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20051217/p1)、建築確認に係る指定確認検査機関の過失に関する平成17年11月30日の横浜地裁判決について特集が組まれています。(6ページ) また、横浜市の市立保育所廃止処分取消請求事…

非常勤公務員の雇用打ち切り、東京高裁が容認判決

「非常勤職員としての地位は雇用期間が満了すれば終了する。再雇用は任命権者の裁量に委ねられており、解雇権の乱用には当たらない」と述べ、女性の請求を認めた1審・東京地裁判決を取り消し、女性側の訴えを退けた。 http://www.yomiuri.co.jp/national/ne…

住民訴訟に係る債権に関する議会の議決

表記の件について、都内某所で行われた研究会にお声をかけて頂き、出席させていただきました。いやあ、勉強になるなあ。 同事例については、Reinigenさんが「政策法務Facilitator」(第一法規)に掲載された記事についてコメントしていらっしゃいます。 斎藤…

条例制定の処分性

下級審では、既に条例の制定に処分性を認める考えが主流であるような旨は以前に掲載しましたが(http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20061116/p1)、その際にご紹介した「平成18年1月20日大阪高等裁判所判決」について、「判例地方自治」No.283(平成18年…

電子データ開示請求訴訟:山形市の処分は適法 地裁判決「交付の義務ない」

公文書をCD―ROMで開示しないのを不服として、松山市の地図製作会社「松山合同事務所」(中川寿一代表)が、山形市に非開示処分の取り消しを求めた訴訟の判決が21日、山形地裁であり、片瀬敏寿裁判長は「山形市の処分は適法」として、原告の請求を棄却…

条例制定の処分性について

横浜市の保育園に関する地裁判決における、条例制定の処分性に関する判断について掲載しました(http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20060529/p2)が、資料によると、下級審では、条例制定に処分性を認める潮流があるようです。(まったく恥ずかしい) 【枚方市】…

滝井元最高裁判事 空前の利益…高利で自殺者、疑問に

ボツネタ経由(http://d.hatena.ne.jp/okaguchik/20061105/p2)で 「消費者金融が空前の利益を上げる一方で、高利のために自殺者まで次々と出ているのは、どこかおかしいと考えていた」(略)「時代の状況をにらんで、法律をなるべくまともな方向に生かして…

「村外業者の指名外しは不合理」 徳島の訴訟で最高裁

branchさんの経由(http://www.seri.sakura.ne.jp/~branch/diary0610.shtml#1027)で 第一小法廷は、村経済の活性化などのため、村内業者で対応できない工事以外は、村内業者だけを指名するという同村の運用について検討。業者間の競争によって価格を安くす…